フラーレンで若々しく？シミ予防と肌トラブル対策

近年のめまぐるしい科学技術の発達により、美容効果が高い成分がいくつも化粧品に利用されるようになりました。
それらの成分にはフルボ酸やナールスゲン、プロテオグリカン、卵殻膜などがあります。

今回紹介する「フラーレン」もその中のひとつで、フラーレンは、お肌の健康を保つ効果が期待できる注目すべき成分です。
ここではフラーレンの持つ能力についてご紹介します。

フラーレンってなに？

フラーレンは、ダイヤモンドなどと同じく炭素原子のみで構成されている物質です。
医薬品としての利用まで検討されており、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）の特効薬になるのではないかと言われています。

美容面では、活性酸素やフリーラジカルを抑える効果に着目され、美容液やローションなどに含まれるようになりました。

実際にフラーレンにはどのような能力があるのでしょうか？

・細胞が傷つくのを防止する
空気中の汚染物質や紫外線が皮膚の脂質を酸化させ、過酸化脂質を作ってしまいます。
過酸化脂質が出来ることで、細胞を傷ついてしまうのです。

しかし、細胞に紫外線を当てた後にフラーレンを添付すると、通常より細胞が壊れるのを抑止できたという実験結果があります。

・コラーゲン生成のサポート
コラーゲンの生成を促進させる効果があり、その能力はプラセンタの800
と言われるほど。そのため肌のハリや潤いにはフラーレンが利用されているのです。

・メラニンの生成を予防して若々しさを保つ
シミやそばかすの原因となるメラニン。
その原因になる有害な刺激を吸着し、メラニンの生成を予防することでシミなどの色素沈着を防ぐ効果があります。

・バリア機能の補修
一度壊れてしまった角層のバリア機能の回復を早める効果があります。

・細胞を長時間守り続ける
紫外線を浴びると肌の細胞は傷ついてしまいます。
しかし、フラーレンを1度与えると、細胞を11時間以上に渡って守ってくれるのです。
そのため、朝と夜にフラーレンを利用することで肌をほぼ1日中守ることが期待できます。

上に紹介したようにフラーレンは美容効果が期待できる成分ですが、ビタミンEやアスタキサンチン、トラネキサム酸やヒアルロン酸など、他の成分と一緒に利用することでさらなる美容効果が期待できます。
おすすめなのがシミやニキビの予防が期待できる「ビタミンC誘導体」です。

フラーレンとの相性が良いため、これらを合わせて利用することで、より高い美容効果を得ることにつながります。
フラーレン化粧品を選ぶときは他の成分も確認してから購入しましょう。

「ケアをしていてもいまいち効果が見られないな」という方は、普段使っている化粧品の成分を一度ちぇっくしてみましょう。
フラーレンが含まれていない場合は、積極的に活用して若々しい肌をサポートし、若々しい肌のキープを目指してくださいね。