追い炊き注意! 残り湯には雑菌がいっぱい?
体の疲れや汚れを落としてくれる湯船は、一日の中で最もリラックスできる大切な時間ですよね。
しかし、一度人の使ったお湯には多くの菌が発生していて、追い炊きをしたお風呂は雑菌だらけになっていることをご存知でしょうか?
今回は、お風呂の残り湯と雑菌についてお話します。
一晩で倍以上? 残り湯で雑菌が繁殖する理由
雑菌が繁殖すると言っても、一晩にどのくらい繁殖するのか想像出来ないですよね。
大人2人が入浴した湯船は、入浴直後では110〜140個程度の菌しか繁殖していないと言われています。
何リットルもある浴槽で110〜140個と聞くと少なく感じますが、これは入浴直後の数です。
一晩放置した浴槽の中で菌はどんどんと繁殖し、次の日には約25万個に増殖してしまいます。
では、どうして雑菌は繁殖してしまうのでしょうか?
・水の温度
雑菌は、35〜40度程度の人肌の温度で多く繁殖されると言われています。
お風呂は人がより心地よく入浴できるよう、38〜42度の温度で沸かすことが多いのではないでしょうか。
人間が心地いいと感じる温度は、雑菌にとっても繁殖しやすい快適な温度なのです。
・垢、皮脂
湯船は全身が浸かることで、血行を促進して毛穴を広げてくれます。
夏場も冬場も、湯船に浸かれば毛穴に詰まった汚れを浮かせ、しっかりと皮膚から落としてくれるのです。
残り湯の中にはこの垢や皮脂が多く含まれており、これらは雑菌の餌になってしまいます。
丁度いい温度・餌のある環境で、雑菌が繁殖しない訳がありませんよね。
・追い炊き
そして、残り湯の雑菌増殖を促してしまうのが追い炊き機能です。
追い炊きには雑菌をカットしてくれるフィルターなどを通してお湯を浄化する機能がありますが、いくら浄化しようとしても排水管自体が汚れていると効果は得られません。
定期的に掃除を行い、排水管をキレイにしておかないと汚いお湯をそのまま循環しているだけになってしまうのです。
雑菌繁殖防止法
菌が繁殖してしまうからといって、入浴をしない訳にはいきませんよね。
雑菌の繁殖を防止して清潔な湯船に浸かるには、どのような対処をすればいいのでしょうか?
・排水管の徹底的な掃除
市販の排水管掃除用品を使い、最低でも1週間に1回は配管の掃除を行いましょう。
ブラシタイプでは届かない部位が多いので、液体洗剤などと並行して使うことをオススメします。
・浴槽の掃除
浴槽は、お湯を抜いた後にしっかりと掃除しないと水垢や人の垢・皮脂が残り新しいお湯もすぐに汚してしまいます。
汚れた浴槽は雑菌の増殖を促してしまうので、できれば浴槽は毎日掃除するようにしましょう。
ブラシでゴシゴシこすると浴槽自体に傷が付いてしまうので、注意して下さい。
・銅ダ! 温水の粒!(お風呂水質浄化剤)
銅ダ! 温水の粒!は、銅イオンで作られた除菌力のある浄化剤です。
レジオネラ菌や一般細菌が繁殖しにくい水を作り、残り湯の菌の繁殖を防ぎます。
また、取り替えも3〜4ヶ月に1度で良いので、面倒くさがりな方にもオススメ。
毎日お風呂に入るたび、新鮮で綺麗な肌触りの湯船に触れることが出来ますよ。