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SFTSは、主にウイルスを保持するマダニに噛まれることにより感染します。

感染した人の血液や体液に接触することによる感染も確認されていますが、インフルエンザなどのように人から人へと容易に感染して広がるものではないとされています。

感染後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱、おう吐、下痢などの
症状が現れます。

重症化すると血小板や白血球が減少します。

現在のところ、ウイルスに有効な治療薬はありませんが、点滴など対症療法により症状を改善することができます。
致死率は10〜30%程度と言われています。

マダニはダニの一種ですが、衣類や寝具など家庭内に発生するイエダニとはまったく異なる種類のもので、日本全国の野山など、主に屋外に生息しています。
硬い外皮に覆われ、大きさは3〜5ミリ程度の比較的大型のダニで、血を吸った後は1センチほどまで大きくなります。

日本には47種類以上のマダニの生息が確認されており、現在までの調査により、そのうちの5種類のマダニ（フタトゲチマダニ、ヒゲナガマダニ、オオトゲチマダニ、キチマダニ、タカサゴキララマダニ）からSFTSウイルスが検出されています。
 

マダニは日本全国にごく普通に生息しています。
農作業やレジャーなど、野外で活動する際には、マダニに噛まれないよう以下のような注意が必要です。

・長袖・長ズボン・長靴などで肌が露出しないようにする
・ズボンやシャツの裾などを入れ込んで、マダニが入り込まない
ようにする
・ダニがつきにくいナイロン素材の服を選ぶ
・虫よけスプレーを使用する
・帰宅後はすぐに入浴し、衣類は洗濯する
・噛まれているのを発見した場合は医療機関へ

バーベキューやキャンプなど、野外活動が多くなるこれからの季節に、虫よけスプレーは必需品と言えそうです。

ダニなどの虫を寄せつけず、肌にも優しい「ダニよらず」をぜひお試しください。