洗濯槽の汚れの正体は主にカビです。
洗濯機を分解して見てみると真っ黒なカビが膜を張ったようになっていることがあります。
ワカメのように見えるほど大きな膜をしたカビの菌床です。
洗濯機の中は水分があり、風通しが悪く、日当たりもよくありません。
カビが繁殖するのに格好の環境なのです。
そして、
溶け残りの洗剤がカビの栄養になります。洗濯しているだけで、カビを育てていることになるのです。
洗濯物がクサいのは洗濯槽の汚れが原因
カビの害はたくさんありますが、まず気になるのは臭い、悪臭です。
せっかくきれいに洗った衣服から悪臭がしたら気持ちも落ち込みます。
健康被害よりもこちらの失望感のほうがデメリットとしては残念ですよね。
部屋干し特有の臭いは雑菌の醸しだすものですが、雑菌の中にはカビも含まれます。
カビの中には有毒なものもあります。
悪臭で気がつくことができるので対処も早くできますね。
【カビの繁殖を防止する】
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洗濯機の蓋を開けっ放しにしておくと湿気がこもりにくくなります。
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脱水した洗濯物をすぐに干すことで、洗濯物に臭いやカビ胞子が付着するのを防ぐことができます。
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洗剤の用量を守りましょう。
余分な洗剤が洗濯槽の裏側に残ることも防止できます。
洗濯槽の汚れはアレルギーの元?
洗濯機の汚れ、つまりカビが元でアレルギーを引き起こされるのではないかという説があります。
洗濯物に付着したカビが皮膚に当たってアレルギー性皮膚炎の原因になっている可能性があるのです。
また、
呼吸によって体内に吸収してしまうと喘息発作を起こしたり、思わぬ健康被害の原因になったりすることも考えられます。
ある研究によると、乳児期の環境が「清潔」過ぎると大人になってからアレルギー体質になるという説もあります。
雑菌に対して抵抗力が弱まったり過敏な体質からアレルギーになったりする可能性ですね。
ですからあまりナーバスになることではないかもしれませんが、喘息や皮膚炎は洗濯機の汚れによるデメリットそのものです。
さらに、微量なカビ毒の長期摂取についてはまだ研究がしっかりとなされていません。
気にするほどの影響はないかもしれないし、なにかの健康被害の原因となっているかもしれない。
どっちとも言えないというのが今の学説です。
だからといって洗濯機が汚れてていいわけがありません。
とりあえず洗濯物がクサいというだけで充分不快ですよね。
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