特に乳幼児は要注意! RS感染症の症状と予防法
乾燥が進むと怖いのがインフルエンザなどの感染症ですね。
そのなかでも、最近増えてきている「RSウイルス感染症」というものをご存じでしょうか?
RSウイルスは乳幼児に感染しやすい特徴をもっているだけでなく、免疫機能の弱くなってきた高齢者にも注意が必要な感染症です。
RSウイルス感染症とは?
RSウイルスという病原体によって引き起こされる、乳幼児に多くみられる呼吸器感染症です。接触感染、飛沫感染によって広がります。
この感染症は生後1歳までにおよそ半数が感染し、2歳までにほぼ全ての幼児が初感染をし、生後数週間から数か月の間に感染した場合は重症な症状を引き起こすといわれています。
初感染では免疫はできにくく、大きくなるまでに感染を繰り返し少しずつ症状が軽くなっていきます。
このウイルスは秋から春と長い期間流行します。10月あたりから注意して4月ごろまで気を抜かないことが肝心です。
RSウイルス感染すると表れる症状
・鼻水
・痰(痰が絡んだ咳)
・発熱
・呼吸が浅くなる
風邪の症状と似ていますが、細気管支炎にかかった場合は50〜90%がRSウイルス感染症であるといわれています。
また、生後数週間から数か月の間に感染した場合は、非常に重い症状が出る可能性が高くなります。